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「白熱する戦い見たい」 大盤解説会にファン300人 名人戦


 藤井聡太名人(21)に豊島将之九段(33)が挑戦する第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局2日目の11日、プロ棋士による大盤解説会が対局会場となっている文京区のホテル椿山荘東京で開かれた。約300人のファンが解説に耳を傾け、熱戦を見守った。

 大盤解説会は午後2時、ホテル1階の大宴会場「ボールルーム」で始まった。会場には3カ所に巨大スクリーンが設置され、対局の中継と解説用の将棋盤が映し出された。藤井猛九段が脇田菜々子女流初段とともに、封じ手からの棋譜を説明。冗談を交えながら会場を沸かせた。

 朝の封じ手開封に夫婦で立ち会った八王子市の島田徹さん(71)は「対局会場に入ったのは初めてで興奮した。大盤解説会も初めてで、いつもはネット中継で形勢判断を見ながらだが、それがなくてもプロの棋士の解説が分かりやすくて面白い」と話した。豊島九段のファンという大阪市の女性(48)は「実際に盤上で駒を動かしながら説明してくれるので、分からないなりに理解できる。2人は熱戦が多いので、今回も熱戦が見たい」と対局を見つめた。

 副立会人の千田翔太八段と中村太地八段の解説では、対局中に食べるおやつや藤井名人が持っている扇子の話など軽快なトークを披露。妻と11カ月の娘と来た世田谷区の男性(43)は「対局だけでなく棋士の先生しか知らないエピソードが聞けるのが大盤解説の魅力で楽しい」と話した。

 勝負は双方が時間をかけて指すスローペースな展開となった。藤井名人が中学生のころから応援しているという島田さんの妻桃子さん(70)は「もどかしいけれど、対局を生で見られたことに満足している。最後は白熱する戦いが見られれば」と期待した。【小林遥】

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