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北朝鮮拉致に関与疑いの容疑者 警視庁公安部も死亡確認、手配解除


 1980年に大阪市の原敕晁(ただあき)さん(行方不明時43歳)が北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は2日、国際手配していた金吉旭(キムキルウク)容疑者の死亡を確認したと明らかにした。警視庁は金容疑者の逮捕状を裁判所に返還し、国際手配を解除した。

 一連の拉致事件では北朝鮮工作員ら11人が国際手配されていたが、日本警察が容疑者の死亡を確認したのは初めて。

 警視庁によると、金容疑者については2023年11月、韓国警察から国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、「韓国で18年3月13日に90歳で死亡した」との情報が正式に寄せられていた。その後、韓国側から送付された死亡診断書などの書類を精査し、死亡が確認されたと判断したという。警視庁は死因は明らかにしていない。

 金容疑者は80年6月、北朝鮮工作員だった辛光洙(シングァンス)容疑者(94)と共謀し、大阪市の中華料理店で働いていた原さんを誘い出し、宮崎県の青島海岸から拉致したとされる。警視庁は両容疑者について国外移送目的拐取などの容疑で逮捕状を取り、国際手配していた。辛容疑者への捜査が続いているため、金容疑者を単独では書類送検しない。

 85年に辛容疑者が原さんになりすまして韓国に入国して逮捕された直後、金容疑者も韓国で拘束。金容疑者は現地で懲役15年の判決を受け、90年に釈放された後、韓国で暮らしていたとみられる。【木下翔太郎】

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