経産相「政策をゆがめられることはない」 内閣府資料に中国企業ロゴ

　斎藤健経済産業相は26日の閣議後記者会見で、再生可能エネルギー政策に関する内閣府のタスクフォースの一部資料に中国企業のロゴが入っていた問題について「特定企業からの影響を受け、政策をゆがめられることはないと考えている」と述べた。

　資料は、再生エネ導入の障壁となる規制見直しを検討する内閣府の会議に有識者として参加した公益財団法人「自然エネルギー財団」の事業局長、大林ミカ氏が提出した。斎藤氏は同財団について「懸念が払拭（ふっしょく）されるまでの間、（有識者会議などで）意見を聞くことは控えたい」とした。エネルギー分野を所管する経産省の資料にも同様の記載があったとの指摘もあり、斎藤氏は「確認ができたら話したい」と述べた。【古屋敷尚子】