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菅井八段、連日注文のラーメン 総料理長こだわりの「カジカ節」


 プロ将棋タイトル戦「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催)の第4局2日目が8日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われ、昼食で菅井竜也八段(31)は2日連続で「カジカ出汁のラーメン」を選んだ。メニューを考案した総料理長の石井義典さんは(52)は「対局のプレッシャーをほぐし、疲れた頭を休めてもらえたら」と話す。

 石井さんは約3年前、北海道の地元漁師と漁に同行する機会があった。網にかかったカジカのうち、「マカジカ」は出荷されるが「オクカジカ」が廃棄されることを知った。

 「オクカジカ」をカジカ節としての再利用する方法を模索。白身魚であるカジカはしっかり熟成しないとうまみに変えるのが難しかったが、塩を入れて臭みを取り、一度火を通し外気で熟成。くん製し、約1カ月半かけてカジカ節を完成させた。

 カジカ節の出汁と自家製しょうゆを合わせたカジカ出汁のラーメンは、ときとの人気メニューの一つ。王将戦の昼食メニューを考案する際、「棋士の方々は日本全国で戦っている。立川ならではのおいしい食材を一つは入れたい」と地元ブランド豚「柔豚(やわらとん)」チャーシューを添えた。

 初日は両者ともに、菅井八段は2日連続でカジカ出汁のラーメンを注文したことに、石井さんは「こだわりきった一品だが、とにかく『おいしい』『食べたい』と思ってもらえたならうれしい」と話した。【近藤綾加】

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