青森県の八甲田山で、冬の造形美である樹氷が見ごろを迎えている。針葉樹のアオモリトドマツに雪や氷が付着しながら成長、「スノーモンスター」の愛称で親しまれている。
標高約1300メートルの「八甲田ロープウェー」(青森市)の山頂公園駅付近では、スキーやスノーボードを楽しむ人たちに混じって観光客も訪れ、「冬の風物詩」に歓声を上げていた。
八甲田ロープウェーによると、1月下旬の悪天候の影響で全体的に小さめ。それでも4メートルを超える樹氷が並ぶ姿は壮観で、3月初旬まで楽しめるという。
大分市から友人と訪れた羽田野富貴さん(52)は「大きくて迫力があり、寒さを忘れました」と話した。【近藤卓資】