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早くも花粉症 暖冬で週内にもシーズン入り 既に症状訴える患者も


 暖冬の影響で今年は花粉の飛散が早まる見通しだ。気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、東京などは今週中にもスギ花粉の「飛散開始」の基準値を超え、花粉症シーズンに入る可能性があるという。既に花粉症患者の受診も増えており、東京都内の医師は「(例年に比べて)かなり早い印象だ」と指摘。「初期からきちんと投薬することでシーズンを通じて症状のピークを小さく抑えられる」として、早めの対策を呼びかけている。

 東京都内で2カ所のクリニックを開設する「山下診療所」の山下巌理事長によると、今年は1月初旬から花粉症の症状を訴える患者が出始めた。「この時期だし風邪だろうと思って診察すると花粉症で、通常より数週間早い印象だ」と語る。

 東京では既に少量のスギ花粉が飛び始めている。ウェザーニューズの全国ウェブ調査でも、1月25日時点で花粉を「結構感じる」「ちょっと感じる」と答えた人が計53%と半数を超えた(「花粉症ではない」と回答した人を除く)。昨年の同様の調査では2月2日時点と並ぶ結果で、症状が出る時期が早まっていそうだ。

 同社によると、東京の「飛散開始」は平年は2月7日、昨年は2月12日だったが、今年は2月1日ごろまで平年より高めの気温が続く見通しで、近く基準値を超える可能性があるという。暖冬で「花粉の『飛散開始』は平年に比べてほぼ全国的に早くなる」と予想。九州や中国、東海の一部は2月上旬、大阪や京都も2月中旬から花粉症シーズンに入ると見込む。

 スギ花粉の本格飛散は、多くの地域で2月中旬以降と見込む。飛散量は非常に多かった昨年よりは減る地域が多いものの、全国的に平年並み~平年を上回るとしている。

 花粉症患者にとって憂鬱なシーズンが目前に迫るが、できる対策は何か。山下理事長は「症状が出始めたら薬を飲み始めることが大事で、シーズン前半の対処がポイントになる」と指摘。初期から適切な治療を始めることでシーズン後半も症状がコントロールしやすくなると話す。【横田愛】

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