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既往歴見落とし、入院中に患者死亡 神戸徳洲会病院に改善命令


 神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)が入院していた患者に糖尿病の既往歴があるのを見落として適切な医療措置を怠ったとして、神戸市は月内にも、医療法人徳洲会に対して医療法に基づく改善命令を出す方針を固めた。患者はその後、入院中に死亡した。同病院は医療事故に当たるか院内で検証に乗り出すも、結論を出さないまま放置していた。

 市によると、男性患者は70代で、糖尿病の治療で通院していた。2023年夏、新型コロナウイルスに感染して入院。その後、肺炎が重症化し、別の病院に転院した。症状が落ち着き再び神戸徳洲会病院に戻ったが、9月中旬に死亡した。

 主治医は新保雅也院長(外科)でインスリン投与など必要な治療を怠っていた。遺族には当初、死因を「肺炎」と説明していたが、市が11月に立ち入り検査した後、「血糖値をコントロールできなかった可能性がある」と修正したという。

 同院を巡っては、循環器内科の男性医師が担当したカテーテル手術後に複数の患者が死亡。市が8月、安全管理体制に不備があるとして是正指導した。市が是正状況を確かめる過程で今回の患者の件が発覚しており、改善されない事態を重視し、より厳しい改善命令に踏み切る見通し。同院は市に対し、事実関係を認めて謝罪する趣旨の書面を提出しているという。【山本康介】

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