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新潟県内の住宅被害、2824棟に 国道8号で再び土砂崩れ恐れ


 新潟県災害対策本部は12日、能登半島地震の県内被害で住宅被害が前日から386棟増の計2824棟になったと発表した。このうち新潟市で半壊が73棟増え、340棟に膨らんだ。

 一部損壊は2451棟で、前日から311棟増加した。市町村別で多い順に、上越875棟▽糸魚川415棟▽新潟316棟▽燕223棟▽柏崎140棟――などとなった。新潟市で続いていた被災建物の応急危険度判定の調査は11日に完了した。

 また国土交通省高田河川国道事務所によると、地震による土砂崩れで通行止めが続いている上越市茶屋ケ原の国道8号で、新たに近くの斜面で土砂が崩れそうな場所が10日に見つかった。佐渡付近を震源とした9日の地震の影響で、発生した可能性がある。土砂を取り除く作業を進めているが、通行止め解除のめどは立っていない。

市営住宅の募集開始

 また新潟市は12日から、液状化現象などで自宅での居住が困難な被災者向けに市営住宅56戸への入居募集を始めた。

 対象となるのは、罹災(りさい)証明書で「半壊」以上か、応急危険度判定で「危険」判定を受けた世帯。募集期間は22日までで、同市西区役所や黒埼出張所の窓口などで受け付ける。抽選会は24日午前10時から西区役所で行う。

 市住環境政策課によると、入居期間は6カ月以内。1回延長が可能で最長1年利用できる。家賃や駐車場代は無料で、家電などをそろえた集合住宅の一室を提供する。光熱費と共益費は自己負担。退去時の修繕費は基本的に免除される。

 また罹災証明書の認定区分に応じて10万~100万円を上限に支給する独自支援策を発表した。災害救助法に基づく国や県の支援制度の対象外となる門扉の倒壊など、一部損壊を含めた幅広い被害に対応する。

暴風雪に注意を

 13日は冬型の気圧配置となり、新潟地方気象台によると、県内は上・中越の山沿いを中心に警報級の大雪になる恐れ。14日は天候がいったん回復するが、15~16日は暴風雪などで大荒れの天気になる恐れがあり、交通への影響に注意を呼びかけている。【中津川甫、内田帆ノ佳】

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