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藤井聡太王将と菅井竜也八段、相穴熊の長い戦いに 王将戦第1局


 将棋界の新年最初のタイトル戦、第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)が7日午前9時、栃木県大田原市のホテル花月で始まった。相馬憲一市長による振り駒で「と金」が3枚出て先手番となった菅井竜也八段(31)は、対戦する藤井聡太王将(21)への初手7六歩から三間飛車に進め、注目のシリーズが始まった。大田原市での開幕戦は16年ぶり。

 藤井王将が2度目の防衛を果たして大山康晴十五世名人を超えるタイトル戦20連覇を果たすのか、王将戦リーグ初参加で挑戦者となった菅井八段が得意の振り飛車を駆使して叡王戦五番勝負(2023年4~5月)で敗れた屈辱を晴らすのか。

 叡王戦では千日手(引き分け)になった2局を含む6局全てが三間飛車だった。幅広い振り飛車を指す菅井八段が王将戦でどの戦法にするか注目される中、菅井八段は今回も三間飛車を選び、玉を穴熊囲いに入れた。藤井王将も穴熊に囲い、相穴熊となった。

 解説の松本佳介七段は「相穴熊は千日手になりやすく、先手がどう打開するかが注目です。互いに囲いを組み替えながら隙(すき)を見せずにどう戦うか。これから長い将棋になりそうです」と話した。

 8四飛(42手目)の局面で菅井八段が考慮中に午後0時半を迎え、昼食休憩に入った。持ち時間各8時間のうち、消費時間は菅井八段1時間31分、藤井王将1時間35分。

 対局は午後6時に指しかけとなり、8日に指し継がれる。立会は塚田泰明九段、記録は吉田響太三段が務めている。【丸山進】

 ※七番勝負の棋譜などはこちら(https://mainichi.jp/oshosen2024)からご覧いただけます。

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