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「氷柱、解けちゃった」開催急きょ延期 秩父三大氷柱、暖冬嘆き


 埼玉県秩父地域の冬の風物詩「秩父三大氷柱(ひょうちゅう)」が、暖冬の影響で開催延期が決まった。いずれも6日からの三連休に合わせてオープン予定だったが、気温が高く氷柱が育たないため、13日に延期した。ただ、県内は今後も平年より気温の高い日が多い見込みで、開催自体が危ぶまれている。

 6日から2月25日までの開催を予定していた横瀬町の「あしがくぼの氷柱」。西武鉄道・芦ケ久保駅から徒歩10分と近く、例年8~10万人が訪れる。年末に冷え込み、12月30日の氷柱の状態を見て予定通り開催できると判断、初日からライトアップも予定していた。

 だが、その後は気温の高い日が続き、通路などの氷柱は完全に解けて3日に延期を決めた。ライトアップの鑑賞予約も入っており、返金手続きを取ったという。担当者は「2020年に暖冬で開催途中で中止したが、今回は開催自体危ぶまれる状況。コロナ禍を経て外国の方も楽しみにしているだけに一日でも開催したい」と願う。

 秩父市大滝の「三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)」は、三大氷柱の中で唯一、放水なしで自然にできた氷柱を楽しめるが、開催前日の5日に延期を決めた。担当者によると、氷柱ができるには1週間から2週間は氷点下が続く必要があるが、日中は気温2~3度程度に上がってしまうという。

 小鹿野町河原沢の「尾ノ内氷柱」も7日からの開催を延期した。告知ポスターなど多くの経費をかけており、「ぜひとも開催したいが、天気次第」(担当者)と嘆く。

 今後の天候について、熊谷地方気象台は「今後2週間程度は、気温が高めの状態が続くだろう」と話している。【照山哲史】

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