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ペルーのフジモリ元大統領、収監施設から釈放 約5年ぶり


 南米ペルーの地元メディアなどによると、同国のアルベルト・フジモリ元大統領(85)が6日、首都リマ郊外の収監施設から釈放された。大統領在任当時の軍による市民虐殺事件に関与したとして有罪判決を受け、服役中だった。フジモリ氏が自由の身となるのは約5年ぶり。

 支持者や報道陣が詰めかける中、フジモリ氏はマスクと酸素吸入器をつけた姿で出所した。中道右派政党「フエルサ・ポプラル」党首の長女ケイコ氏(48)や次男ケンジ氏(43)らの出迎えを受け、車で施設を後にした。ケイコ氏宅に滞在するとみられる。

 日系人のフジモリ氏は、1991~92年に左翼ゲリラ掃討を担当する軍の特殊部隊が市民計25人を殺害した二つの人権侵害事件に関与したとして、2010年に禁錮25年の刑が確定し、収監された。17年12月に高齢や病気を理由に恩赦され、翌月、釈放された。しかし、最高裁が18年10月に恩赦を取り消し、19年1月に再び収監された。

 フジモリ氏の釈放を巡っては、憲法裁判所が今月5日、国に対して即時釈放を命令。刑期の3分の2を終えていることや高齢を理由とした。これに対し、事件の遺族の要請を受けた米州機構(OAS)傘下の米州人権裁判所(本部コスタリカ)は釈放見送りを求めていた。【ニューヨーク中村聡也】

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