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「裸足」マラソン日本記録更新に34歳が挑戦 「また福知山で」


 秋晴れの下、23日に開催された第31回福知山マラソン(京都府福知山市、京都陸協など主催)は市内の日中最高気温が19・9度まで上昇し、多くのランナーにとって暑さとの闘いとなった。自己ベストや大会記録の更新を目指したランナーたちの中で、西澤誠二さん(34)=京都市山科区=は、ある日本記録更新を狙ってエントリーした。

 約10年前からマラソン競技を始めた西澤さんにとって、福知山マラソンは3回目のチャレンジ。前回出場した2018年の第28回大会では、2時間40分15秒で「裸足ランナー」としてのフルマラソン日本記録を更新した。その後、19年に記録は塗り替えられたため、再び日本一になることが大きな目標だった。

 今回のタイムは、2時間41分53秒(速報値)。ゴール後、痛々しい姿で座り込んだ西澤さんに駆け寄ったボランティアは「(靴は)途中で脱げたのですか」などと声を掛けねぎらったが、「最初から履いていません」と返答して苦笑い。すぐにボランティア数人が両足の指などに計10枚近くのばんそうこうを張るなど、応急処置をした。

 西澤さんによると、福知山は裸足でも比較的走りやすいコースとして知られており、5年ほど前は、裸足ランナーが約50人エントリーしていた。しかし、今回はほとんど見かけなかったといい、「37キロを超えたくらいから、暑さで体力を消耗しただけでなく、おなかも痛くなり、足の裏もボロボロになりトリプルパンチで本当にきつかった。それでも裸足で日本記録を出すなら福知山と思って挑戦した。また来年以降、この場所で記録更新を狙いたい」そう笑顔で話した。

「鬼の面」でランナー応援

 また今回、「鬼のまち福知山」をPRする「オニバーサルシティプロジェクト」を推進する福知山市では、手作りの鬼の面を付けた高校生ボランティアや市職員らがランナーたちのチャレンジを激励し、来場者も鬼たちとのグリーティングを楽しんでいた。【綾井まどか】

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