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レジオネラ基準超え40日間営業 「報告を失念」 山口の温泉施設


 山口県宇部市は4日、温泉複合施設「楠こもれびの郷」(同市西万倉)の温泉施設「くすくすの湯」で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されていたにも関わらず、温泉施設を約40日間営業していたと発表した。温泉施設は3日から当面の間、利用停止となっている。入浴客の健康被害は、現時点で確認されていない。

 市によると、施設は指定管理者「楠むらづくり社」(河村美弥子社長)が運営。2022年12月12日の法定水質検査で基準値を超えるレジオネラ属菌を検出した。23年1月にあった2回の水質検査でいずれも基準値を超え、最大で基準の2・7倍に達したという。施設側は市に報告せず、2月の4回目の検査でようやく検出されなくなったが、その間も営業を継続していた。

 市役所であった記者会見で、河村社長は「報告漏れは全くの認識不足で、失念していた。コンプライアンス(法令順守)の意識が甘かった」と謝罪した。

 基準値を超えるレジオネラ属菌の検出は、浴場内の清掃が不十分だったことが原因とみられる。23年9月の宇部環境保健所の立ち入り検査で以前の基準値超えの事実が判明し、同保健所が10月2日、市に指摘した。浜田修二・市産業経済部長は「指定管理者から報告がなかったことは遺憾。再発防止に向け厳しく指導していく」と述べた。【柳瀬成一郎】

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