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バイデン氏「瀬戸際交渉にうんざり」 土壇場のつなぎ予算成立で演説


 バイデン米大統領は1日、政府閉鎖を回避するための「つなぎ予算」が前夜に土壇場で成立したことを受け、ホワイトハウスで演説した。「瀬戸際交渉にうんざりだ」と協議を長引かせた野党・共和党を批判し、2024会計年度(23年10月~24年9月)予算案を速やかに可決するよう求めた。つなぎ予算に計上されなかったウクライナ支援予算についても、早期の法案審議を共和党下院トップのマッカーシー議長に求めた。

 24会計年度予算案を巡っては今年5月、バイデン氏とマッカーシー氏が、歳出規模を前年度並みとすることで合意。しかし、これを不満とする共和党の一部保守強硬派が、合意水準を上回る大幅な歳出削減を要求し、審議が行き詰まった。予算失効に伴う政府機関閉鎖が濃厚となったが、9月30日夜、当面の政府支出を賄うつなぎ予算がギリギリのタイミングで成立し、混乱を回避した。

 バイデン氏は演説で「私とマッカーシー氏は数カ月前、長い交渉の末、危機回避に向けた予算上の合意をした。だが、極端な主張をする共和党員がこの合意を破棄しようとした」と述べ、保守強硬派に怒りをあらわにした。「これ以上の危機は許されない。合意を尊重すべきだ」と述べ、つなぎ予算が失効する11月17日までに、本予算案を速やかに成立させるよう求めた。

 一方、バイデン氏は、共和党の保守強硬派が反対するウクライナ支援予算について、マッカーシー氏との間で何らかの合意があったことを示唆。「ウクライナ支援への約束を議長が守るのを期待している」と早期の法案審議を求めた。「上下院で民主党も共和党も圧倒的多数がウクライナ支援を支持している。駆け引きをやめるべきだ」とも述べた。【ワシントン大久保渉】

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