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旧日本陸軍戦闘機「飛燕」エンジン公開 滋賀県平和祈念館 2月出土


 滋賀県東近江市内で出土した旧日本陸軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」のエンジンが28日、県平和祈念館(同市下中野町、朝倉敏夫館長)に運び込まれた。同市内には旧陸軍八日市飛行場があり、関係者が埋めたとみられる。「東近江市戦争遺跡の会」(山本享志代表)が貴重な歴史遺産として入手し、同祈念館で保管・公開していくことになった。

 山本会長によると、エンジンは今年2月中旬、同市五個荘竜田町の空き家解体工事現場で見つかった。長さ約1・5メートル、幅約1メートル、高さ約75センチで重さは約700キロ。飛燕の実機を保管する「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」(岐阜県各務原市)に調査を依頼し、飛燕に搭載されたエンジンであることが判明した。川崎航空機(現川崎重工業)が製造し、部品のゴムホースに「昭和18年6月15日製」のラベルが貼ってあった。飛燕は戦時中に約3000機製造され、特攻機としても使われた。

 この日は東近江青年会議所会員の石材店などが協力し、エンジンをトラックからクレーンで台車に移し運び入れたが、重みで台車が壊れて内部まで搬入できず通用口付近で展示することになった。

 朝倉館長は「戦争関連の貴重な資料として調査を進めたい。八日市飛行場との関係などを知っている方は、ぜひ情報を寄せてほしい」と話している。【伊藤信司】

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