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空自浜松基地の周辺地下水でPFAS検出 指針値の3倍超 静岡


 静岡県浜松市は25日、航空自衛隊浜松基地周辺の地下水で追加調査を行った結果、1リットル当たり50ナノグラムとされる暫定指針値の3倍を超える有機フッ素化合物(PFAS)を検出したと発表した。PFASは有害性が指摘され、PFASのうちPFOSなどは発がん性が指摘されている。【山田英之】

 市は8月にも調査結果を公表。同調査で暫定指針値を超えた地点周辺の約250戸を対象に、「水質調査のお知らせ」を配布し、追加調査の希望を受け付けていた。

 追加調査では41地点で採水し、10地点で暫定指針値を超えた。最も高い地点では3・4倍の170ナノグラムを検出した。超過した10地点の地下水を水源とする井戸の所有者には、飲用としての利用を控えるように保健所から助言した。飲み水として井戸を使っている世帯はないという。

 超過地点は毎年調査をして、結果を公表する。前回調査と合計すると、採水した56地点のうち14地点で暫定指針値を上回った。

 市によると、今月14日に浜松基地側と基地内の調査を協議した。PFOSなどが含まれる泡消火剤の使用履歴のほか、基地内の地下水や基地からの排水の水質調査を市側が求めた。地下水の水質調査に関しては既に採水を実施したと報告を受けたという。

 中野祐介市長は「暫定指針値を超えた地点の周辺でさらに調査をして、心配を解消できるように取り組みたい」と語った。

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