生き物の知られざる「怖い」一面を紹介する夜間の特別営業「TERROR Night Aquarium」が、東京都豊島区東池袋3のサンシャイン水族館で開かれている。見た目や捕食方法が怖い生き物、見た目は愛らしいのに意外な一面を持つ生き物を全17種のパネルで紹介している。
館内の特設水槽では、肉食魚のピラニアやエイリアンのような見た目のワラスボを展示し、パネルで解説している。また、強力な顎（あご）を持つガイアナカイマントカゲがタニシを食べる映像を、臨場感のある音とともに見られるコーナーもある。屋外エリアに置かれたペンギンの模型は、獲物を逃がさないように舌と上顎（うわあご）にトゲのような突起がびっしり生えているのが確認できる。
同館飼育スタッフの渡辺果南さん（35）は「なぜ怖いのかを学ぶと、生き物が生き残るための戦略が見えてくる。展示を通して、生き物の生態を深く知るきっかけになれば」と話している。
11月26日まで。夜間特別営業の時間は午後6時15分～同9時。入場料は、高校生以上2600～2800円、小中学生1300～1400円、4歳以上800～900円。ピラニアの水槽は期間中に、現地でピラニアより恐れられているカンディルの仲間の展示に切り替わる。【小林遥】
