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マスク緩和から半年 マスク着用は4割に JR博多駅前


 新型コロナウイルス感染対策のマスク着用ルールを政府が緩和して13日で半年。「屋内では原則着用」から「個人の判断」となり、5月には新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」になった。街の人々の着用状況はどう変わったのか。福岡市博多区のJR博多駅前で調べた。

 毎日新聞は着用ルールの緩和直前から定点で調査をしてきた。12日正午過ぎ、交差点を行き交う100人を抽出したところ、マスクを着けていたのは38人だった。緩和直前(3月11日)の97人から約6割減少。緩和初日(3月13日)の89人、緩和後約1カ月(4月12日)の82人を経て、マスクをしていない人の方が多くなった。

 新型コロナへの警戒感が下がったという人が多く、同市中央区の会社員の20代男性は「国が(全数把握で)感染者数を公表していた頃と比べると危機感は薄い。夏は熱中症になるのも嫌だった」と話す。マスクを着けずに持ち歩いているという同市東区の会社員の男性(69)は「着けたくないのが本音だが、状況に応じて周囲に同調している」と話した。

 一方、職場や家庭の事情でマスクを着け続けている人もおり、福岡県古賀市のケアマネジャーの男性(45)は「高齢者宅に行くことも多く、着けないわけにはいかない」。福岡市城南区の派遣社員、内田朋花さん(23)は「弟が大学受験を控えているので」と話した。

 夏場の感染再拡大を受けて職場で対策が強化されたという人も。同市早良区の会社員の40代男性は「大人数での飲み会に気をつけるよう会社から注意があった」といい、マスクは着けているものの「暑い時は(あごの位置に)下げてしまう」と話した。

 厚生労働省によると、8月28日~9月3日の1週間で報告された全国の患者数は1医療機関当たり20・50人。3週連続で増加し、5類移行後としては初めて20人を上回った。国内では全年代を対象にした秋冬のワクチン接種が20日から始まる。【山口響】

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