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ハワイ山火事、SNSのフェイク情報拡散に知事激怒「信じるな」


 「政府が意図的に放火した」。米ハワイ州マウイ島で114人が亡くなった山火事を巡り、SNSなどではこうしたデマが相次ぎ、同州のグリーン知事は「インフルエンサーとして振るまう人間を信じるな」と激怒している。

レーザー兵器が原因!?

 米メディアによると、グリーン知事は記者会見で、山火事の原因を巡る偽情報の中には「ハワイ王国の古都を焼き払うため、政府が意図的にやった」とする投稿もあるとして、こうした情報を強く否定した。

 SNS上では「山火事は宇宙から撃ち込まれたレーザー兵器によって引き起こされた」とする偽情報も拡散。米航空宇宙企業スペースXが過去にロケットを打ち上げた際の画像などが添付され、ロケットの軌道があたかもマウイ島に向けられたレーザーに見えるような印象を与えている。

 また、米連邦緊急事態管理局(FEMA)の対応を巡り「マウイ島への援助物資を横取りしている」「FEMAの緊急支援を受けると、土地や家屋を没収される」といったデマも拡散。FEMAはこうした情報を否定し、被災者に「安心して支援を受けてください」とホームページで呼び掛けている。

 一方、住宅価格が高騰しているマウイ島では不動産業者が被災者に土地の売却を持ちかける動きもあり、グリーン知事は「略奪的行為」と批判し、不動産取引を一時的に差し止める可能性にも言及した。

なぜ、ほぼ無傷? 赤い屋根の家

 こうした中、海岸沿いに建つ赤い屋根の民家がSNSで話題となっている。周囲の家は焼け落ちているのに、この民家だけはほぼ無傷。「金持ちの豪邸だけが焼け残っているのはおかしい」といった風説と共に拡散している。

 米紙サンフランシスコ・クロニクル(電子版)によると、赤い屋根の家の所有者は、カリフォルニア州に住むパティー・タムラさん(67)。延焼を免れた理由について「昆虫や湿気から守るため、コンクリートでつくられているからだと思います」と話したという。

 この家は、タムラさんの祖父が1950年代に建設。基礎工事からコンクリートを使用しており、目の前の海が荒れても波音が聞こえないほど壁が厚いという。【國枝すみれ】

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