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北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル、露が技術協力し開発か


 ミサイル技術に詳しい米マサチューセッツ工科大学のセオドア・ポストル名誉教授は17日、北朝鮮が4月と7月に発射した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」がロシアの技術協力で開発された可能性が高いとの分析結果を公表した。迎撃ミサイルを惑わすデコイ(おとり)を多数搭載可能で、「米国の弾道ミサイル防衛システムを突破して、複数の水素爆弾で米本土を狙う能力がある」と指摘した。

 ポストル氏が米シンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)のウェブサイトで発表した分析によると、火星18の形状や全長はロシアのICBM「トーポリM」に酷似していた。北朝鮮が従来開発してきた液体燃料型ではなく、燃料注入の作業が不要な固体燃料型の開発に成功した点について「ロシアの政府や科学者の協力がなかったとすれば説明が難しい」と指摘した。

 その上で、弾頭部に爆弾とデコイを多数搭載可能なため、迎撃ミサイルがデコイを追えば、爆弾を迎撃できなくなる可能性を指摘。300~400メートルの誤差の範囲内で、北朝鮮から米本土を狙えるとの見方を示した。

 米政府によると、北朝鮮はウクライナに侵攻するロシアへの武器弾薬の提供を検討している。ポストル氏は、北朝鮮とロシアの軍事協力の強化に警鐘を鳴らすとともに、ミサイルが初期に上昇する段階で無人機(ドローン)で撃墜する技術の開発などを米国政府に提案した。【ワシントン秋山信一】

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