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ロシア海軍、黒海でウクライナに向かう民間貨物船に警告射撃


 ロシア国防省は13日、黒海でウクライナに向かっていた民間の貨物船に対し、黒海艦隊の哨戒艦が警告射撃を行ったと発表した。ロシアは7月に黒海を経由するウクライナ産穀物の輸出合意から離脱した後、ウクライナに向かう船舶は軍事関連物資を積んでいるとみなすと表明していた。ロイター通信によると、黒海でロシア海軍が民間船に発砲したのは初めて。

 露国防省によると、哨戒艦が発見したのはパラオ船籍の貨物船で、ウクライナ南部イズマイル港に向かっていた。停船の呼びかけに応じなかったことから哨戒艦が警告射撃を実施して停止させ、臨検を行った。貨物船は検査後、イズマイル港に向けて出発したという。

 穀物合意は昨年7月、国連とトルコの仲介で成立。武器を積んでいないことを確認したうえで、民間船が安全に航行できることを保証していた。だが、今年7月にロシアは自国産穀物の輸出が正常化されていないとして離脱。ウクライナ南部オデッサの港湾などを空爆したほか、黒海で軍事演習も実施した。これを受け、ウクライナもロシア海軍に対して無人小型船(水上ドローン)による攻撃を繰り返しており、黒海での緊張が高まっている。

 一方、ウクライナの検察当局は13日、ロシアの侵攻によりこれまでに少なくとも500人の子供が死亡し、1097人が負傷したと発表した。ロシア占領地での被害状況は全容が把握できておらず、実際はさらに多い可能性がある。ロイター通信によると、13日にもウクライナ南部ヘルソン州の村で民家が砲撃を受け、生後23日の乳児や12歳の男児ら少なくとも7人が死亡している。【カイロ金子淳】

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