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ツキノワグマ増、秋田県内「ほぼ全域」に出没 生ゴミで味をしめ…


 ツキノワグマ、カラス、サル、イノシシ、ニホンジカ――。農作物の食害や人身事故の原因になる有害鳥獣を捕獲する狩猟者の育成を、秋田県が急いでいる。集落への出没や農作物被害が目立ち、捕獲数が大幅に増えているのがツキノワグマだ。秋田県自然保護課の近藤麻実主任に、生態や対策について聞いた。

 県内でクマが生息・出没している場所は「ほぼ全域」と言っていい。なじみの場所も、家や道路の近くも、森やヤブがあればそこにいる可能性がある。住宅敷地内のコンポストの生ごみを食べたり、山に捨てられた弁当を食べたりして味をしめている。基本的には人を避け、ヤブなどに隠れて行動するが、手入れが行き届かない林や耕作放棄地は通り道になっている。

 寄せ付けないためには、生ごみや家畜飼料、米ぬかなどを野外に放置しないことや、農地を電気柵で囲うなどの対策が必要だ。間伐や草刈りで見通しを良くするほか、音を鳴らして近づけない「クマよけ鈴」などを常備することも求められる。

 手を打たなければ野良猫と同じようにクマが出没する事態になりかねない。駆除も含めクマを山に押し返す複合的な対策が必要だ。【工藤哲】

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