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朝鮮人虐殺の犠牲者追悼 歌人・福島泰樹さんが短歌絶叫コンサート


 関東大震災(1923年)から来月で100年を迎えるのを前に、歌人の福島泰樹さん(80)が10日、朝鮮人虐殺の犠牲者追悼をテーマに「短歌絶叫コンサート」を東京都武蔵野市吉祥寺南町1のライブハウス「曼荼羅(まんだら)」で開く。「過去の教訓を生かす。そのためには加害の歴史を直視しなければならない」と福島さんは語る。

 震災時は「朝鮮人が暴動を起こす」などのデマが関東一円に広がった。混乱のなか、多数の命が奪われ、犠牲者には中国人もいた。

 福島さんは早稲田大在学中、早大短歌会に所属し、卒業後の69年、自身も関わった早大学費学館闘争を題材に第1歌集「バリケード・一九六六年二月」を刊行した。父が寺の住職だったことから、僧侶の道を歩みながら創作を重ね、歌とパフォーマンスで権力への抵抗を表現する「短歌絶叫」のスタイルを確立した。80年代半ばから毎月10日、「曼荼羅」で同コンサートを続けている。

 当日は「大正十二年九月一日」をコンサートのタイトルにした。虐殺の犠牲者を悼む歌をはじめ、戦前に権力にあらがって自由を希求した無政府主義者の大杉栄らに視点を置いた作品なども披露する。

 午後7時半開演。3000円(ドリンク別)。チケットの予約は曼荼羅のホームページで。【明珍美紀】

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