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15歳が個展 ダウン症の画家 「好きなことを伸ばせば才能に」


 静岡県立浜松みをつくし特別支援学校高等部1年で、ダウン症の画家、大村剛輝(ごうき)さん(15)=浜松市北区=の個展が3日、北区根洗町の知的障害者の生活介護施設に併設した店舗「しまうま倶楽部(くらぶ)」で始まった。大村さんの家族は「ダウン症があっても好きなことを伸ばせば、それが才能になって本人の自信と周囲の理解につながる」と画家としての活動を応援している。【山田英之】

 個展の会場でも大村さんはサインペンで恐竜の絵を描き続けていた。大村さんの前には「人見知りなので話しかけていただいても反応がないかもしれませんが心の中では喜んでいます」と書かれた小さな看板が置かれていた。

 大村さんは1歳から絵を描き始めた。毎日描き、自宅の段ボールに何箱も作品がたまるほどに。2021年に浜松市内であった展覧会に誘われて出品。昨年9月には初めて個展を開いた。

 中学1年の時には、学校になじめずに不登校を経験した。自己肯定感が低くなっていた時に作品が認められたことで自信を取り戻し、他人に心を開くのに長い時間がかからなくなった。転校して中学2年から現在の特別支援学校に通うようになった。

 個展のタイトルは「ミライエ展」。ダウン症の芸術家の活動が活発になる「未来へ」、ダウン症の人たちの居場所となる「家」、大村さんの「絵」の意味が込められている。個展のチラシ作りなど大村さんの活動をプロデュースする姉(24)がタイトルを考えた。

 会場には大村さんの1歳から最近までの作品約60点を展示。作品をデザインしたキーホルダー(300円)、ポストカード(200円)を販売している。

 母の由実さん(58)は大村さんが生まれて3カ月後、自宅の一室にミニ図書館「えほん文庫」を開設。絵本の貸し出しや読み聞かせ会、ダウン症のある赤ちゃんの会などを月1回開いてきた。大村さんの作品を印刷したTシャツを着用して、会場で絵を描く姿を見守っていた由実さんは「個展を続け、剛輝以外のダウン症のある仲間の作品も紹介しながら芸術家としての活動の輪を広げたい」と語った。

 個展は5日まで。入場無料。4日は午前10時~午後5時、5日は午前9時半~午後3時。

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