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北朝鮮、「火星18」の発射試験を実施 金正恩総書記が現地指導


 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は13日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射試験を12日に行い、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が現地指導したと報じた。北朝鮮が火星18の発射実験に成功したと発表したのは今年4月以来、2回目となる。

 金総書記は成功に「大満足」を表明。「米帝(米国)と南朝鮮(韓国)の手先たちが敵対政策の敗北を自覚して、断念するまで、より強力な軍事的攻勢を連続的に取っていく」と繰り返した。朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結70年の節目を27日に控え、軍事力を誇示することで、米国への敵対姿勢を鮮明にした。

 また「より発展的で、効果的で、信頼できる兵器体系開発を持続的に推し進めていく戦略的路線と方針にはみじんの変化も動揺もないだろう」とも強調。火星18の実戦配備に向けた動きを加速させていく意向も示唆した。

 同通信は今回の発射について、党中央軍事委員会の戦略的判断と重大決心に従って実施されたと説明。「敵対勢力の危険千万な軍事的な動きを徹底的に抑制するための正当防衛権強化の一環」と主張している。北朝鮮はここ数日、米軍偵察機による領空侵犯が続いているなどと主張して、批判を強めていた。

 同通信によると、発射されたミサイルは最大高度6648キロまで上昇。1時間14分51秒飛行して、1001キロ先にある日本海の公海上に設定した目標水域に正確に着弾させたという。また1段目は標準軌道、2、3段目は意図的に高角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で飛行させたと強調。韓国の聯合ニュースは「正常角度で発射する場合、1万5000キロ以上は飛行すると推定され、米本土全域を射程に置くことができると分析される」と報じた。

 日本政府によると、北朝鮮は12日、平壌近郊からICBM級のミサイル1発をロフテッド軌道で発射。飛行時間は約74分間で、2022年3月にロフテッド軌道で発射された約71分間を上回って過去最長だった。【ソウル坂口裕彦】

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