今春の神奈川知事選(4月9日投開票)の選挙期間終盤に、黒岩祐治知事の過去の不倫が発覚した問題に関し、県に460件の苦情が寄せられていたことが判明した。共産党の大山奈々子県議の質問趣意書に対し、黒岩知事が回答した「答弁書」から明らかになった。
答弁書によると、投開票日前後の4月5~24日の苦情を集計。多かった意見は、知事選からの撤退を求めるものや、「辞任すべき」「非常に残念」など。
黒岩知事は答弁書の中で「寄せられたご意見に対しては、おわびするとともに、県民の皆さまからの信頼を取り戻すべく、県政運営に全力を尽くす」と述べた。【遠藤和行】