28日午後6時15分ごろ、沖縄県宮古島市の下地島空港の北東約500メートル海上で、試験飛行中の無人航空機が墜落した。沖縄県警宮古島署によると、人的被害の情報は入っていない。
宮古島署などによると、当時、名古屋市のPDエアロスペース社が無人航空機の試験飛行を実施していた。PD社の要請を受け、空港近くの道路を交通規制していた警察官が、空港沖合の海上で水しぶきが上がったのを目撃。同じ頃にPD社から110番があった。
下地島空港は県管理の空港で、長さ3000メートルの滑走路がある。PD社は宇宙旅行の事業化を目指し、同空港を「宇宙港」として整備することで2020年9月に県と合意していた。【比嘉洋】