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ロシア外務省「ウクライナの砲撃でダム決壊」 破壊工作との訴えも


 ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカダムの決壊について、ロシア側は、ウクライナが2022年後半に高機動ロケット砲システム(HIMARS)などでダムを繰り返し砲撃したのが遠因と主張する。同時に、露軍の侵攻を食い止めるためのウクライナの破壊工作とも訴えている。

 露外務省のザハロワ情報局長は10日、通信アプリ「テレグラム」への投稿で、ウクライナ軍が22年7~11月にHIMARSなどで計28回、同ダムを砲撃したとする一覧を発表した。ロシア政府は、ウクライナ軍高官が22年12月に米紙ワシントン・ポストのインタビューを受けた際、露軍の渡河阻止を目的に下流の水かさを増やすことを想定し、同ダムの水門に向けてHIMARSを「試し撃ちした」と発言していた点も指摘する。

 ロシア側は、これら「一連の砲撃がダム決壊に結びついた」との論を展開し、高性能兵器をウクライナに供与してきた欧米諸国にも責任があるとの立場を示す。

 一方、露国防省は、ウクライナ軍が今月4日から東部ドネツク州で大規模な攻撃を始めたが、ロシア軍が撃退したと説明。劣勢となったウクライナ側がヘルソン州でロシアの進軍を防ぐ狙いで、ダムの破壊工作に及んだと主張した。

 プーチン露大統領は7日、トルコのエルドアン大統領と電話協議した際、ダム決壊について、ウクライナ政府による「野蛮な行為」と非難した。【モスクワ大前仁】

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