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藤井聡太王将の攻めにすごみ、渡辺明名人は決断迫られる 名人戦


 渡辺明名人(39)に藤井聡太王将(20)が挑戦し、藤井王将の3勝1敗で迎えた第81期名人戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、長野県高山村地元主催、大和証券グループ協賛)は1日午前9時、高山村の山田温泉「藤井荘」で2日目の戦いが始まった。

 1日目は渡辺名人が3七桂と跳ね、攻撃態勢を整えたところで封じ手を迎えた。藤井王将が20分考えて封じた56手目は9五歩だった。端攻めを含みにした手で、検討の棋士たちも本命視していた。

 立会の田中寅彦九段の発声で対局が再開されると、渡辺名人はすぐに9五同歩と応じた。検討陣は将棋盤の左辺に目を注いで藤井王将の次の手を待つが、王将の手は止まったまま動かない。35分後、藤井王将は4七銀と打ち込んだ。

 この手に、今度は名人が長考に沈んだ。指し手の重みが増し、一手のミスが致命傷になりかねない。大きな勝負どころを迎え、控室の検討も熱を帯びた。

 解説の戸辺誠七段は「9五歩の突き捨てを入れてから4七銀ともたれ攻めした藤井王将の攻めにはすごみを感じる。渡辺名人は攻めるか、守るか、大きな決断を迫られている」と話した。【新土居仁昌、丸山進】

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