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命の尊さかみしめ 佐世保・小6女児殺害19年 4年ぶり全校集会


 長崎県佐世保市で小学6年の女児が同級生に殺害された事件から19年となる1日、現場となった市立大久保小学校(黒田優一校長、109人)で「いのちを見つめる集会」があった。新型コロナウイルス禍の影響で、全児童が体育館に集まって開かれるのは4年ぶり。児童、職員らが命の尊さをかみしめ、亡くなった命に思いをはせた。

 全員で黙とう後、黒田校長は講話で「今日は自分を振り返り、生き方を見つめ直す日」としながら「命を大切にするとは自分らしく今を一生懸命生きることと、自分と同じぐらい周りの人の命を大切にすること。周りの命を大切にできるよう心を鍛えましょう」と語りかけた。

 児童は「輝く笑顔 認め合う心」「思いやりをもって行動します」など、学年ごとに考えた決意の言葉を表明。集会後、黒田校長は事件現場となった学習ルームを改修した「いこいの広場」で献花して合掌した。

 ここ数年の校長講話は犠牲になった御手洗怜美(さとみ)さん(当時12歳)の名前は挙げながらも事件の概要には触れず、事件から3年後に病気で亡くなった同校の別の女児も紹介。「2人の命に思いを巡らす日」とするのが定着しつつある。

 佐世保市は事件翌年から、6月を「いのちを見つめる強調月間」とし、市内の小中学校で命をテーマにした集会や道徳の授業を続けている。【綿貫洋】

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