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ベラルーシ大統領に再び重病説 ウクライナ情勢に影響の可能性も


 旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領(68)を巡り、27日に再び重病説が流れるなど、健康を不安視する見方が消えていない。ルカシェンコ氏はロシアがウクライナで続ける「特別軍事作戦」に協力してきたことから、国政に携われないような体調の場合、ウクライナ情勢に影響する可能性も出てきそうだ。

 ベラルーシの元外交官が27日、ツイッターに、ロシアでプーチン大統領と会談したルカシェンコ氏の体調が悪化し、モスクワの病院に搬送されたと投稿した。一方、ベラルーシ国営のベルタ通信は28日、ルカシェンコ氏がトルコ大統領選でのエルドアン氏の再選を歓迎する声明を出したなどと報道したが、体調には触れなかった。

 ルカシェンコ氏の健康状態が疑われ始めたのは、今月9日にモスクワで開かれた第二次大戦の勝利を記念する式典の時だった。具合が悪そうな様子を見せ、一部の行事を欠席。帰国後も一定期間、公の場に姿を現さず、病院で治療を受けているとの情報も流れた。

 それでも今月半ばに国内の空軍施設を視察する姿が公開され、下旬には再度モスクワを訪れたこともあり、健在ぶりが確認されたと見られていた。だが再び重病説が浮上し、新たな情報が待たれている。

 ルカシェンコ氏は1994年に大統領に初当選して以来、30年近くにわたり、ベラルーシで独裁を敷いてきた。2020年の大統領選の際には不正疑惑が持ち上がったが、ロシアに支援を仰いで反対運動を弾圧した。

 ロシアが22年2月にウクライナへの攻撃を始めると、ルカシェンコ氏はロシア軍がベラルーシ領からウクライナ北部に攻め込むことを認めた。一方で、ロシアからの圧力にもかかわらず、攻撃への参加は避けている。【モスクワ大前仁】

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