名神高速で12キロ渋滞 阪神高速、山陽道も混雑 Uターンラッシュ

　新型コロナウイルス対策の緩和が進む中で迎えたゴールデンウイーク（GW）は6日、古里や行楽地で過ごした人のUターンラッシュが本格化した。

　日本道路交通情報センターによると、関西から名古屋方面に向かう名神高速道路の上り車線は、午後5時半時点で「蟬丸（せみまる）トンネル」（大津市）を先頭に12キロの渋滞が発生。阪神高速神戸線や山陽道などでも混雑が見られた。

　JR東海によると、新大阪駅を出発した東海道新幹線の上り自由席の乗車率は、午後3時6分発の「のぞみ」で110％を記録。上り指定席の予約は終日ほぼ満席になっている。

　空の便は6～7日にかけて、大阪空港などに到着する国内線の上りで予約率がピークになっている。航空各社が発表した上り便の予約状況（4月21日時点）によると、6日は日本航空85・6％、全日空91・3％。7日も日本航空82・6％、全日空91・3％で予約率が8割を超えている。

　関西国際空港を運営する関西エアポートによると、大型連休を海外で過ごした人たちの帰国も6日がピークで、約2万2000人の到着を見込んでいる。【野田樹】