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「久しぶりの旅行でワクワク」 GW、関空や道頓堀ごった返す


 ゴールデンウイーク(GW)が29日、始まった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けがGW明けに5類へ引き下げられるのを前に、政府の水際対策はこの日で終了した。各地でコロナ禍前を思わせるにぎわいとなり、マスクなしで過ごす人の姿も目立った。

 関西国際空港の国際線出発ロビーは、大きなスーツケースを持った家族連れらで混雑した。これまではワクチンを3回以上接種した証明書か、出国前72時間以内の陰性証明書のいずれかの提示が入国時に求められたが水際対策の終了で不要になり、海外に出掛けやすくなった。

 家族で台湾に向かう柳田洋さん(75)=神戸市=は「久しぶりの海外旅行でワクワクする。水際対策の終了は歓迎するが、持病のある人のことを考えると心配もある」と話した。

 感染対策のマスク着用を政府が個人の判断に委ねていることもあり、空港内ではマスクを外す人の姿も見られた。家族4人で沖縄・宮古島に出掛ける非常勤講師の藤田莉奈さん(43)=兵庫県高砂市=は「マスクなしだと開放的な気分。子どもたちと思い切り楽しみたい。5類になれば旅行もよりしやすくなる」と期待していた。

 空港を運営する関西エアポートによると、GW期間中の出国ピークは5月3日で、帰国のピークは同6日。4月28日~5月7日の10日間で国際線旅客数は37万7300人と予測しており、コロナ感染拡大前(2019年)の同時期の49%にまで回復する見込みだ。

 国内の観光地も観光客でごった返した。大阪・ミナミの道頓堀では、行き交う人の多くがマスクを着けていなかった。横浜市から家族6人で来ていたパートの有馬由美子さんは「マスクを外すと暑さが軽減される。GWを思いっきり楽しみたい」と笑顔を見せた。5月8日から5類に移行するが、飲食店からは冷めた反応も。居酒屋を営む30代男性は「5類になっても来る人は来るし、来ない人は来ないだろう。ただ外国人のお客さんは増え始めており、コロナ禍前の日常が戻ってきてほしい」と願いを込めた。

 JR東海によると、東海道新幹線自由席の乗車率は午後4時現在、午前10時6分に新大阪駅を発車した博多発東京行きの上りが110%で最高だった。GW中の指定席の予約状況は比較的空きがあるという。【井手千夏、中村宰和、益川量平、木下翔太郎】

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