滋賀の健康推進アプリ「BIWA―TEKU（ビワテク）」の利用者を対象に、県内のJR4駅で「近江ゆかりの武将カード」をプレゼントする県の企画が5～12月に実施される。武将カードは月ごとに変わり各駅で異なるので、8カ月4駅で計32種類が用意される。
JRの彦根、近江八幡、大津、堅田の4駅で配布される。改札窓口でビワテクを起動したスマートフォン画面を提示すると、武将カード1枚がプレゼントされる。
ビワテクは県内市町と全国健康保険協会県支部が共同開発し、2018年に導入された。ウオーキングで健康ポイントをためるなど、楽しみながら健康増進を図ることができる。
カードは平安時代中期から江戸時代初期の近江ゆかりの武将を紹介している。県が取り組む「近江の城」魅力発信事業の一環で、22年秋に第1弾16種が登場。新たなカードを順次制作し、計53人の武将が取り上げられる予定だ。
5月にJR4駅で配布される武将カードは、彦根＝中川清秀▽近江八幡＝織田信長▽大津＝源義仲▽堅田＝明智光秀――の予定。各カードとも先着500人。配布時間は午前9時～午後8時。
今回の企画は、県の交通戦略、文化財保護、健康寿命推進の各課などによる県鉄道利用促進プロジェクトチームと、JR西日本の連携で実現した。問い合わせは県交通戦略課（電話077・528・3684）。【庭田学】
