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渡辺明名人「封じ手は絞れていなかった」 対局後の一問一答


 第81期名人戦七番勝負第2局(毎日新聞社、朝日新聞社主催)で挑戦者の藤井聡太王将(20)に敗れて連敗スタートとなり、4連覇に「黄信号」がともった渡辺明名人(39)。終局直後の記者とのやりとりは次の通り。【新土居仁昌】

 --雁木(がんぎ)模様の序盤だったが。

 渡辺名人 序盤は作戦で、はい。

 --駒組みが進んだところでの手応えは?

 ◆一局(いい勝負)ぐらいにはなっている感じだったが、早めに△9五歩(32手目)を突いていっているので、無理をしている感じはあるかなと思ってやっていた。

 --1日目を終えた手応えは?

 ◆あまり類型がない形だったので形勢判断は分からなかったが、一局ぐらいかなという感じですかね。

 --藤井王将の封じ手(▲1六香)の印象は?

 ◆▲1五歩(41手目)からの継続手ではあるが、手が広いところなので、どれが本線かという感じでは構えていなかった。

 --(封じ手の次の手で)長考したのは、掘り下げて分析するのに時間がかかったから?

 ◆そうですね。▲1六香の一手には絞れていなくて、深くは考えていなかったので長考になった。

 --△3四金(50手目)と強く受けて、端攻めから相手の角を引かせることに成功したが。

 ◆△3四金は仕方のないところかと思ったが、ただ、常に苦労が多い展開かなと思っていた。

 --その時の形勢判断は?

 ◆うーん、一気に来られる手がなければ一局ぐらいになっているかなと思っていたが、▲1三角成とされた時の成否はよく分かっていなかった。

 --悪くしたと思ったところは?

 ◆△6五桂(64手目)から△2四香(66手目)の構想がよくなくて、一直線の攻め合いにされてしまったので、攻め方がまずかったと思っていた。

 --誤算があったところは?

 ◆6四の香を取りそびれてしまったというか、△2四香が先手になっていなかったのが誤算だった。

 --連敗スタートになったが、次戦への抱負を。

 ◆本局は中盤でポッキリ折れてしまったので、そのようなことがないようにやっていきたい。

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