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奈良知事選初当選の維新・山下真氏 駅で通勤客に深々と頭下げ


 奈良県知事選を制した日本維新の会の山下真氏(54)は投開票から一夜明けた10日、奈良市の駅に姿を見せ、通勤客らに初当選を報告した。

 「おはようございます」。大阪府外で初の維新公認知事となる山下氏は、近鉄大和西大寺駅の改札前に党メンバーと並び、深々と頭を下げた。馬場伸幸・党代表と吉村洋文共同代表の顔写真に「まっすぐに、改革を。」のキャッチフレーズをあしらったパネルも傍らに置いた。

 当選確実を受けた9日夜、県の現状を「人口減少が続き、将来展望も明るくない。行財政改革は待ったなしだ」と語った一方、「奈良県の限りない可能性を生かしたい」とも述べた。任期は5月3日からで、大型公共事業の見直しで財源を生み出し、教育無償化や子育て支援に充てる考えを改めて強調した。

 選挙戦終盤の7日、故郷の山梨県で暮らす母松枝さん(90)が亡くなった。2月末に自宅で倒れ、緊急入院。母の容体を気にかけながらの選挙戦だった。「政治の世界に出ることを応援してくれた」という松枝さん。母への当選報告はかなわなかった。

 知事選と同じ9日に開票された県議選(定数43)で、維新は擁立した16人のうち14人が当選した。現有3議席からの大躍進だが過半数には満たず、山下氏は難しい議会運営を強いられそうだ。「議案が否決されることも出てくるかもしれないが、公約の大幅な変更は県民への裏切り。政策の必要性を愚直に説明し、理解を得たい」。26万6000票あまりの民意を託され、身を引き締める。【稲生陽】

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