「デビルマン」「マジンガーZ」誕生から50年 企画展始まる

　多くの名作を手がけた漫画家、永井豪さん（77）の代表作「デビルマン」と「マジンガーZ」が誕生してから2022年に50年を迎えたことを記念する特別企画展が8日、東京都豊島区南長崎3のトキワ荘マンガミュージアムで始まった。期間中、両作品の原画など118点を展示する。

　永井さんは石川県出身で、小学生の時に豊島区に転入。石ノ森章太郎さんのアシスタントを経て、1967年に漫画家デビューした。「デビルマン」は週刊少年マガジン、「マジンガーZ」は週刊少年ジャンプでともに72年に連載が始まった。

　永井さんは7日に記者会見し、石ノ森さんがかつて暮らしたアパート「トキワ荘」を復元した同ミュージアムでの企画展に、「石ノ森先生らに続いて自分が漫画の道を進んでいるんだと確認できてうれしい」と語った。その後、会場内のボードに2作品のイラストを描いた。

　展示は「デビルマン」が5月28日まで、「マジンガーZ」が6月3日～7月30日。午前10時～午後6時。休館は月曜（祝日の場合は翌日）、5月29日～6月2日。観覧料は大人500円、小中学生100円。【小林遥】