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連載開始70年「リボンの騎士」企画展 貴重な扉絵も 兵庫・宝塚


 男の子と女の子の二つの心を持つサファイアが活躍する「リボンの騎士」。兵庫県の宝塚市立手塚治虫記念館(同市武庫川町)で、この手塚の代表作の企画展が開かれている。作品は瞳の中にキラキラと輝く星を描く少女漫画ではおなじみになった表現方法などが使われ、後に続く漫画家に大きな影響を与えたという。

 リボンの騎士は手塚が少年時代に親しんだ宝塚歌劇から着想を得たファンタジー。笑いやユーモアに重きを置いた生活漫画が主流だった少女向け雑誌にストーリー性を初めて持ち込んだ作品で、人気を集め、テレビアニメにもなった。

 企画展は「リボンの騎士 3人のサファイアの物語」。雑誌連載の開始から70年になるのを受け計画された。リボンの騎士は1950~60年代に4度、少女漫画雑誌に連載され、このうちの3作品を紹介。原稿約150点を展示している。

 展示では、連載の扉絵20枚を掲示。単行本には収録されないことが多く、これまであまり公開されたことがないという。また、物語の序盤がほぼ同じ展開の二つの作品を対比するコーナーを設けた。連載には約10年の間隔があり、共通するシーンでもセリフや表情などが違い、作風の変化を楽しめる。

 市は2009年から、サファイアを宝塚観光PRのため「観光大使」に起用し、これまで公募で選んだ22人を任命してきた。1月から活動する11期の河西美帆さん(21)と中之薗佳純さん(19)は「作品の世界観が再現され、ここでしか見られない展示でいっぱいです」「サファイアは宝塚歌劇の美しさやかっこよさを持った存在。作品をよく知らない人も興味を持ってもらえると思います」と来場を呼びかけている。

 6月25日まで。水曜休館(5月3日は開館)、5月8日から月曜休館。入館は午前9時半~午後4時半。問い合わせは市立手塚治虫記念館(0797・81・2970)。【土居和弘】

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