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米軍の飛行物体撃墜、1発目外し2発目で 残骸の回収・分析急ぐ


 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は14日、訪問先のブリュッセルで開いた記者会見で、米軍機が中西部ミシガン州のヒューロン湖上空で12日に飛行物体を撃墜した際、1発目のミサイルは標的を外れ、2発目で撃ち落としていたことを明らかにした。外れたミサイルはそのまま水中に着弾するのを確認したという。

 米軍は12日午後、地上への被害のリスクが小さく、残骸回収の可能性が高まるとして、ヒューロン湖の上空約6000メートルでF16戦闘機が空対空ミサイル「サイドワインダー」で飛行物体を撃墜した。米当局は残骸の回収と分析を急ぐ方針だ。

 しかし、ミリー氏によると、ヒューロン湖は水深が数百メートルに及ぶため、残骸の回収には時間がかかりそうだという。10日にアラスカ州北東部の海岸沿いの上空で、11日にカナダ北部ユーコン準州の上空でそれぞれ撃墜した飛行物体の残骸も、地形や気象条件の厳しさから回収に時間がかかっているという。

 これら三つの飛行物体について、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は14日の記者会見で、中国による偵察プログラムの一環であったり、外部の情報収集に関与していたりすることを具体的に示す兆候は確認されていないと述べた。カービー氏によると、米情報機関は商業目的や無害な単なるバルーンだった可能性もあるとみて調べているという。

 一方、米軍が4日に撃墜した中国の偵察気球の残骸回収は進んでいる。ロイター通信は、米軍がセンサーと電子機器、構造物の大部分を回収したと伝えている。【ワシントン西田進一郎】

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