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渡辺棋王に藤井王将が挑戦 棋王戦五番勝負、5日開幕


 将棋の渡辺明棋王(38)に藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖=が挑戦する第48期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)が5日に長野市で開幕するのを前に、両者が同市で記者会見に臨んだ。両者がタイトル戦で激突するのは2022年の王将戦以来4度目。渡辺棋王は「(藤井王将とのタイトル戦は)1年ぶりなので、その時とは違った感覚で指すことになる」を闘志をあらわに。進行中の王将戦七番勝負と棋王戦をともに制すると羽生善治九段(52)以来の6冠となる藤井王将は「挑戦者として指すのは久しぶり。王将戦の防衛戦もあるので、6冠を目指すという意識は持っていない」と控えめに語った。

渡辺棋王「逆算して対策探る」

 11連覇を目指す渡辺棋王は、藤井王将の印象を「一年一年すごみを増している感じがあるので、1年ぶりに実際対局してみて印象も変わるところはあると思います。他の棋士とは違った対策がどうしても求められてしまう」と分析。更に、「データ的にも他の棋士とは違うというところがあるので、そこから逆算してどうしたら勝機があるかを考えると、藤井竜王とその他、という感じでどうしても指し方や対策を変えていかないといけない」と続けた。

 22年の王将戦七番勝負では4連敗で王将位を奪われており、「その時はあまりいいところがなかったので、今回はもう少しいいものを見せなくちゃいけないという気持ちはあり、もう少しできたんじゃないかという思いもあります。明日からの五番勝負にその気持ちを持って戦っていきたい」と雪辱を期した。

藤井王将「挑戦者として対局は新鮮」

 一方、棋王戦五番勝負初登場となる藤井王将は、渡辺棋王について「1局ごとに緻密に戦略を立てて来る印象を持っていますし、中終盤でもタイムマネジメントを含めてうまく指した将棋が多かった。挑戦者として対局するのは新鮮な気持ちもあります。この棋王戦で実績を残しているので、それに対抗できるようにしっかり頑張っていきたい」と意欲を見せた。

 王将戦とのダブルタイトル戦を抱える厳しい日程になるが、「二つのタイトル戦を並行して戦う中で、よいパフォーマンスが出せることを目指したい。棋王戦は持ち時間4時間で、2日制(の王将戦)の半分になるので、しっかり考える局面と決断よく指すという見極めが必要になってくると思っています」と冷静に分析した。

 楽しみにしている食事は、と聞かれると「信州ですと特におそばがおいしいイメージがある」と答えた。【丸山進】

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