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漂流ロヒンギャ急増=国連、国際社会に支援訴え


 【バンコク時事】ミャンマーやバングラデシュを船で脱出後、両国やタイの沖合で漂流を続けるミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャが急増している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、周辺海域で昨年、死亡または行方不明となったロヒンギャは348人。UNHCRは、周辺諸国が協調して支援しなければ「犠牲者は増える一方だ」と危機感を募らせている。  UNHCRによれば、出航したロヒンギャは昨年1年間で前年比約5倍の3545人に達した。3040人はインドネシアやマレーシアなどに到着。157人は今も漂流しているとみられる。  ロヒンギャが危険を冒して脱出を試みるのは、ミャンマー国内での迫害や、環境が劣悪なバングラデシュの難民キャンプから逃れるためで、人身売買や性暴力の被害者も含まれているという。  脱出者の増加に伴い事故が相次いでおり、ミャンマー沖のベンガル湾では昨年5月、95人乗りの船が転覆し、4人が死亡、31人が行方不明となった。12月にはタイ沖のアンダマン海で約180人が乗った船の行方が分からなくなり、全員の生存が絶望視されている。  UNHCRは「各国当局に対する救助要請は無視され、多くの船が何週間も漂流を続けた」と懸念を表明。迅速な捜索と救助や安全な場所での上陸受け入れなどの対応が必要と訴える一方、ミャンマー国内におけるロヒンギャ問題の根本原因解決への取り組みを支援するよう国際社会に促した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ミャンマーを逃れ、インドネシア沖で救助されたイスラム系少数民族ロヒンギャ=2020年6月、アチェ州ランコク(AFP時事)
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