ジェットスターに安全監査＝爆破予告、脱出乗客の負傷で―国交省

　成田発福岡行きのジェットスター・ジャパン機の爆破予告事件で、乗客が緊急脱出時に負傷したことを受け、国土交通省航空局は同社に立ち入り、安全監査を始めた。斉藤鉄夫国交相が１３日の記者会見で明らかにした。監査は１２日から。 　同機が中部国際空港（愛知県常滑市）に緊急着陸した後、乗客はシューターを使って脱出。その際に男女５人が軽傷を負った。 　同省によると、ＳＮＳには脱出時の画像が多数投稿され、乗務員らの避難誘導や指示が適切ではなかったのではないかとの指摘が相次いだ。「手荷物を持った人がいた」「ハイヒールをはいたままの人がいた」「シューター下に援助者がいない」などの具体的な指摘もあった。 　同省は、こうした点について実際の対応がどうだったかをヒアリングなどを通じて確認する。現時点で同社の法令違反は確認されていないという。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕爆破予告で中部国際空港に緊急着陸した、成田発福岡行きのジェットスター・ジャパン機＝７日、愛知県常滑市