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手製銃、対策に妙手なく=ネットに製造法、原材料も身近に


 殺傷能力を持つ手製銃や爆発物は、鉄パイプや農業用の肥料など、インターネットやホームセンターで入手できる材料を使って製造できるとされる。専門家は「製造方法を調べるのは簡単で、原材料は誰でも手に入れられる」と対策の難しさを指摘する。  奈良市で安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃された事件でも、逮捕された無職山上徹也容疑者(42)は、ネットの動画を参考に銃や火薬を作ったとみられている。  事件を受け、警察庁の委託でネット上の違法・有害情報を監視する「インターネット・ホットラインセンター」は近く、爆発物や銃の製造法を「有害情報」に追加。サイト運営者などに削除依頼できるようにする。  政府は爆弾や火薬の原料となる化学物質11品目を扱う薬局など販売事業者に対し、管理強化も求めている。購入者の名前や住所、使用目的を確認して販売記録を作成するとともに、不審な場合は警察に情報を提供するように呼び掛け、爆発物の原料対策を進める。  ただ、SNSなどを通じた仲間同士の情報交換は把握しにくく、海外サイトにも情報は多く掲載されている。銃製造などに関する情報や原材料の流通を全て監視するのは難しい。捜査幹部は「特効薬はない。できることをコツコツやっていくだけだ」と話す。  テロ対策に詳しい板橋功・公共政策調査会研究センター長は、テロなどにつながりかねないネットの書き込みなどを人工知能(AI)を使って収集・分析する技術を向上させる必要性を指摘する。爆弾などの原料がネットでも流通していることを踏まえ、「販売業者との連携強化も必要だ」と話している。 (了)【時事通信社】
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