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対アサド政権融和に危機感=シリア反体制派、トルコに抗議も


 【イスタンブール時事】2011年に始まったシリア内戦で反体制派を支援してきたトルコ政府がシリアのアサド政権への接近を進めている。反体制派の間では危機感が広がり、シリア北部では昨年12月下旬以降、トルコのエルドアン大統領の姿勢を批判する抗議デモが続く。  トルコとシリアの国防相は12月28日、仲介役ロシアの国防相を交えてモスクワで会談した。トルコとアサド政権の閣僚による会談は、内戦激化で12年に国交を断絶して以降初めてとみられる。トルコと敵対するシリア北部のクルド人勢力への対応などについて協議したもようだ。  トルコのメディアによれば、今月後半には外相会談を行う計画もある。エルドアン大統領は5日、アサド大統領との首脳会談実現への意欲を改めて示した。  エルドアン政権は関係改善を機に、国内に約400万人を抱えるシリア難民の帰還も進める意向で、アサド政権の弾圧を恐れる反体制派は反発を強める。在英のシリア人権監視団などによると、反体制派が支配するシリア北部バーブなどでは12月31日、デモ隊が「アサドを許すことはない」と訴え、エルドアン大統領の融和姿勢に公然と異を唱えた。年明け後もデモは行われている。  在トルコの反体制派指導者アブドルラフマン・ムスタファ氏は取材に対し、「アサド政権が存続する限り難民問題は解決しない」と強調した。トルコ政府高官からは「反体制派支援の姿勢は変わらない」と約束する趣旨の説明を受けているという。 【時事通信社】 〔写真説明〕トルコとシリアの和解の動きに抗議するシリア反体制派の人々=6日、シリア北西部イドリブ(AFP時事) 〔写真説明〕トルコのエルドアン大統領=2022年12月、アンカラ(AFP時事) 〔写真説明〕シリアのアサド大統領=2021年5月、ダマスカス近郊ドゥーマ(AFP時事)
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