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閣僚の聖地訪問、ハマス意識か=国際社会からは批判―イスラエル


 【カイロ時事】イスラエルのベングビール国家治安相が3日にエルサレム旧市街にあるイスラム教、ユダヤ教双方の聖地を訪問したことを巡り、国際社会から批判の声が上がっている。訪問を決行した背景には、イスラム組織ハマスの脅しに屈しないネタニヤフ新政権の姿勢を示す狙いがあったとみられる。  聖地はイスラム教で「ハラム・アッシャリフ」、ユダヤ教では「神殿の丘」と呼ばれ、ヨルダン政府傘下のイスラム組織が管理している。ユダヤ教徒らも訪問できるが、礼拝は禁止されている。  極右政党党首を務めるベングビール氏は、かねてユダヤ教徒の礼拝を認めるべきだと主張していた。報道によると、人が少ない午前7時ごろに訪れ、約15分間滞在。同氏はこれまでも訪問したことがあったが、閣僚就任後では初めてだった。  アラブ諸国からは批判の声が上がった。アラブ首長国連邦(UAE)は「乱入を強く非難する」と表明し、サウジアラビアも「挑発的行動」と批判。ヨルダンやエジプトも聖地訪問に反対する立場を鮮明にした。イスラエルの同盟国である米国も「現状を損なう一方的な行動は容認できない」(ジャンピエール大統領報道官)と断じた。  ハマスは2日、訪問すれば「爆発」を招くと警告していた。訪問後、ベングビール氏は「わが政府はハマスの脅しには屈しない」と強調し、イスラエル首相府も同様の声明を出した。  一連の批判に対し、首相府は声明で「いかなる変更もなく、現状を堅持する」と述べ、火消しを図った。エルサレム・ポスト紙(電子版)は、今回の訪問が衝突を極力避ける形を取ったことから、ネタニヤフ新政権は「予想より控えめに現実的な方法で、強硬な右派の目的を達成しようとするだろう」と分析した。 【時事通信社】 〔写真説明〕イスラエルのベングビール国家治安相=3日、エルサレム(EPA時事)
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