starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

米下院、開会日に議長選出できず=多数派共和で造反、異例の展開


 【ワシントン時事】米連邦議会は3日、共和党が下院の多数派を握る新たな構成で開会した。下院議長選でどの候補も過半数を得られず、初日に議長が選出されない異例の幕開けとなった。共和党で議長候補のマッカーシー院内総務に対する造反が相次いだためで、党内の深刻な分裂が浮き彫りになっている。  下院はいずれかの候補が過半数を得るまで投票を繰り返す。この日は3回の投票が行われたが、決着しないまま休会し、4日以降に持ち越された。議長が選ばれない限り、委員会など通常の議会活動は始められず、共和党への風当たりが強まりそうだ。  造反に回ったのはトランプ前大統領に近い新興右派グループ。既得権益層に反発する政治姿勢が特徴で、党執行部と対立している。トランプ氏は4日朝、交流サイトに「全議員がマッカーシー氏に投票する時だ。偉大な勝利を恥ずべき敗北に変えてはならない」と投稿し、一致した行動を呼び掛けた。  共和党議員222人のうち、1回目と2回目の投票で造反したのは19人。3回目は20人に増えた。一方、民主党は全212議員(欠員1)が3回ともジェフリーズ院内総務に投票した。  民主党執行部はマッカーシー氏に票を「貸す」考えを今のところ否定。マッカーシー氏に代わる共和党議長候補としてスカリース院内幹事らの名が挙がるが、過半数の確保は難しいとみられる。  米メディアによると、下院議長が1回目の投票で決まらなかったのは100年ぶり。当時は9回の投票を経て3日後に議長が選出された。 【時事通信社】 〔写真説明〕3日、ワシントンの米連邦議会で、下院議長選の投票に参加する共和党のマッカーシー院内総務(EPA時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.