主犯の男に禁錮１９年超＝州知事誘拐を共謀―米

　【ニューヨーク時事】米中西部ミシガン州の連邦地裁は２８日、ウィットマー知事（民主）の誘拐を共謀した罪などで、主犯のバリー・クロフト被告（４７）に対し、禁錮１９年７月の判決を言い渡した。米メディアが伝えた。 　クロフト被告は新型コロナウイルスが流行していた２０２０年、ウィットマー知事が導入した厳格なコロナ規制に反発し、仲間と共に同知事の誘拐を計画。橋を爆破して捜査をかく乱しようとしたとされる。連邦捜査局（ＦＢＩ）により、計画実行前の同年１０月に摘発された。今年８月に有罪評決を受けていた。 　検察側は、クロフト被告が誘拐事件を契機に内戦を誘発しようとしていたと指摘。その上で、別荘の下見やライフルの訓練などを行い、仲間内の「精神的指導者」だったとして、終身刑を求刑した。　【時事通信社】 〔写真説明〕米中西部ミシガン州のウィットマー知事＝８月２日、同州グランドラピッズ（ＡＦＰ時事）