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コロナ急増で医師不足深刻=他都市から応援、地方も拡大警戒―北京


 【北京時事】中国・北京で新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う医師不足が深刻化し、他の都市から数百人規模の医療従事者が応援に駆り出されている。今後、北京以外の都市でも「感染爆発」が起きるとみられ、地方の医療逼迫(ひっぱく)が懸念されている。  香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは23日、山東省から少なくとも500人、江蘇省から数十人の医師や看護師が北京入りしたと報じた。北京のある医師は同紙に対し「どんなに名高い病院でも、需要を満たすことはできない」と現状を吐露。国内で最も医療体制が充実しているはずの北京で、応援が必要なほど対応が追い付いていない実態が改めて浮き彫りとなった。  ウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が破綻して以降、北京では感染者が急増。発熱外来は数時間待ちで、自身が陽性となった医師も出勤して診察を続けざるを得ない状況だ。  一方、医師の派遣元の都市も厳しい人手不足に見舞われている。北京の感染はピークに達しているという見方もあり、今後は地方での感染爆発が懸念されている。  来年1月下旬の春節(旧正月)休暇を前に、同月7日には特別輸送態勢「春運」が始まる。都市をまたぐ移動の際には、これまで隔離やPCR検査の陰性証明などが求められてきたが、そうした規制が撤廃されたことで、今回の春節はここ数年を上回る規模の人の移動が見込まれている。  農村部は都市に比べ医療体制が脆弱(ぜいじゃく)で、高齢者も多い。国家衛生当局は春節を前に、退職した医師を募集するなど農村の医療体制を強化する通知を出したほか、高齢者らに改めてワクチン接種を呼び掛けるなど、警戒を強めている。 【時事通信社】 〔写真説明〕23日、新型コロナウイルス感染者が急増している北京で、発熱外来の屋外で防護服を着る医療従事者(ロイター時事) 〔写真説明〕新型コロナウイルスの感染者が急増している北京で、発熱外来の前を歩く人々=21日(EPA時事)
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