starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

小中生の体力、過去最低=コロナ影響、「運動好き」改善も―スポーツ庁


 スポーツ庁は23日、小学5年と中学2年の2022年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を公表した。実技テスト8種目の成績を点数化した「体力合計点」は19年度以降低下(20年度は新型コロナウイルスの影響で中止)。08年度の調査開始以来、小中男女ともに過去最低となった。  体力低下について同庁は、運動時間がコロナ禍以前の水準に戻っていないことや肥満の増加、生活習慣の変化などが主な要因とみている。  調査は4~7月、国公私立の小5と中2の全児童生徒を対象に実施。うち小5約99万人と中2約91万人の数値をまとめた。  合計点の平均は小5男子は52.3点(前回52.5点)、小5女子54.3点(同54.7点)、中2男子が40.9点(同41.1点)、中2女子47.3点(48.4点)だった。  種目別では、小中男女の50メートル走、20メートルシャトルラン、中学男女の持久走、上体起こし、反復横跳びは前回から低下。中2男子の立ち幅跳びは調査開始以来最高だったが、小5男女と中2女子は低下した。  体育の授業を除いた1週間の総運動時間の調査では、420分以上と答えた割合は小中男女とも前回から増えたが、19年度以前の水準には戻っていない。  「運動が好き」と答えた割合は前回より改善。「体育が楽しい」も中学男女で過去最高だった。一方、肥満の割合は前回より増え、中学女子を除き、これまでで最高だった。  調査結果を分析した中京大の中野貴博教授は、子どもの体力低下について、生活習慣の変化や運動機会の減少など「コロナの影響は無視できない」と指摘。一方で、運動時間や「運動が好き」と答えた子どもが増加しており「十分回復は可能」としている。 (了) 【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.