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軍事演習継続へ=「キーウ再侵攻」で心理戦―ロシア・ベラルーシ首脳


 ベラルーシを訪れたロシアのプーチン大統領は19日、首都ミンスクでルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナ侵攻や北大西洋条約機構(NATO)との対立を背景に「今後も合同軍事演習を続ける」ことで一致した。共同記者会見でプーチン氏が明らかにした。  2月の侵攻開始前、ロシア軍はベラルーシで合同軍事演習を行い、隣接するウクライナ北部キーウ(キエフ)州への進軍ルートに利用した経緯がある。プーチン氏の発言は「キーウ再侵攻」の懸念をウクライナ側に抱かせることで、戦意をくじく心理戦の効果を狙っているもようだ。  ロシア軍は10月、同盟国の「合同部隊」の名目でベラルーシに9000人規模の兵力を展開。今回の首脳会談に合わせる形で軍事演習も行っており、ウクライナのゼレンスキー政権へのけん制を強めた格好だ。  ゼレンスキー大統領は18日、軍幹部らとの会議でベラルーシ情勢を協議。ウクライナ軍幹部は、ベラルーシ軍の参戦もあり得ると予想していた。これに対し、ロシアのペスコフ大統領報道官は19日、「(軍幹部は)休んだ方がいい」とコメント。ウクライナ側を混乱させたい考えとみられる。  ミンスクでの記者会見ではプーチン氏が、ベラルーシ軍機が核兵器搭載可能になったとされることに触れ、ロシアはパイロットを訓練する用意があると表明。「米国は過去数十年間、NATOの同盟国に同じことを行っている」として正当化した。  ベラルーシを巡っては、両国が1999年に調印した「連合国家創設条約」に基づき、ロシアが国家統合に踏み切るのではないかと警戒する観測がくすぶっている。プーチン氏は記者会見で「(他国を)吸収することに関心はないし、得策でもない」と否定した。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ミンスクで、握手するロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領(EPA時事)
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